俳優・劇作家・演出家
スタッフ・観客の皆様
年齢・経験は不問です。負荷の高い運動等はありません。声を出して戯曲を読むことさえできれば、どなたでもご参加頂けます。様々な立場の方々にご参加頂くことで、今回の場がより豊かになると考えています。
講師 長谷基弘 劇作家・演出家
劇団桃唄309代表。 2000年に文化庁芸術家派遣在外研修員に劇作家として選ばれ渡米。 2001年夏までの1年間戯曲と演劇全般について学び、滞在中に100作以上のドラマ・リーディングに参加。 帰国後、数多くのドラマ・リーディングの演出、全国各地で開催した無数のドラマ・リーディング・ワークショップ、 日本劇作家協会での定期的なリーディング事業(月いちリーディング)の立ち上げなど、 日本におけるドラマ・リーディングの普及に尽力する。ドラマ・リーディングは、戯曲を手に取り声に出して読むスタイルの表現です。 海外では主に戯曲のブラッシュアップのために行われています。 戯曲は上演して初めて演劇として完成します。 戯曲の段階で正確な上演イメージを得るには、声を出して読むこと(身体性を伴って戯曲を読み解くこと)が有効です。 このドラマ・リーディングというスタイルは、単に戯曲を味わう目的でも気軽に行え、 戯曲を読み解く技術を磨くために行うこともでき、なおかつ見る側にとっても楽しみとなる、懐の深いものです。
このワークショップではまず、戯曲の読み解き方の基礎理論を学んだのち、
その後「ことば」に対する感覚を研ぎ澄ますエクササイズをしていきます。
それらの準備を整えた後、小グループに分かれ配役し、
ドラマ・リーディングの実践をしていきます。 発表の時間もあります。
これらを全てを通して、演劇についての知見を深め、
今後の演技や、創作、スタッフワークなどに活かしたり、観劇の楽しみを増したり……。
そういったことににつなげられる場を目指しています。20年以上にわたるノウハウを投じます。(長谷基弘)
1) 講義:話し合うための言葉を手に入れる 10:00~
まず戯曲の構造についての基礎的な講義を行います。
この過程を経ることで共通言語が得られ、後の実践での話し合いがより建設的なものになります。
2) エクササイズ:ことばに対する感覚を研ぎ澄ます 11:00~
戯曲は目で読むのではなく、音として発せられて伝わるものという前提で書かれています。
ことばと身体のつながりをエクササイズを通して確かめていきます。
3) 実践:ドラマリーディングの稽古をする 13:00~
昼食休憩を挟んだ後に桃唄309 で上演した幾つかの短編戯曲を用い、配役した上で小グループに分かれ稽古をしていきます。
はじめにドラマ・リーディングの表現スタイルについて全体にレクチャーした後、グループワークとしてドラマ・リーディングの稽古を進めます。
4) 発表 15:30~
稽古した作品をドラマリーディングで発表します。
※この時間のみ、ご友人・お知り合いを招いていただくことも可能です。ただし人数に限りがあります。先着順です。
5) ふりかえり 16:30~
今回のワークショップについて語り合い、体験を共有しあいます。